株式会社システムインテグレータ(東証スタンダード 3826、本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長 CEO:引屋敷 智、以下:当社)は、株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:DG社)の子会社で決済事業を手がける株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長共同COO:篠 寛、以下:DGFT社)と共同出資のもと、2023年12月を目途にECサイト構築を軸にECビジネスをテクノロジーで支援する新会社「株式会社DGコマース」(以下DGコマース)を設立する予定であることをお知らせします。
当社は、1995年の創業の翌年1996年より、ECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」を開発し、EC業界の先駆けとして提供を開始しました。以来、多くのお客様に導入を行いながら、祖業としてE-Commerce事業を継続・発展させてまいりました。
「SI Web Shopping」は、高パフォーマンスかつ堅牢なセキュリティを持ちながら柔軟な機能実装が可能な点を特徴としており、大規模ECサイトを中心にご採用いただいております。
国内のEC市場は拡大を続けています。昨今では、ネット店舗と実店舗のオムニチャネル化、スマホ決済やID決済など決済手段の多様化、SNSを活用したマーケティング施策との連動、インバウンドの拡大やコロナ禍を経ての越境ECの拡大など、ECサイトを取り巻く環境は速いスピードで多様な変化が進んでいます。
このような状況下において、当社のE-Commerce事業は、多数の競合製品参入や顧客要望の多様化など激変する市場環境の中で競争優位の保持に努め、自社単独のリソースに留まらず、将来に向けた成長戦略として抜本的な改革の方向性を模索してまいりました。
そこで今回、当社のE-Commerce事業を将来にわたって発展させ続け、EC市場において確固とした地位を築くことを目的に、EC運営事業者から求められるデジタルマーケティングや電子決済等の様々な機能やサービスをグループ会社に保有するDG社の子会社であるDGFT社と協同し、新会社「DGコマース」の設立を決定しました。
新会社「DGコマース」では、 当社が有するオムニチャネル、越境ECなど、さまざまなネットビジネスを支えてきた最新のEC基盤や技術と、DG社が有する決済領域の技術力、web3やブロックチェーン、人工知能(AI)といったテクノジーを社会実装していくノウハウとをかけ合わせ、最短開発期間で最多決済手段を利用可能な「次世代決済API」をはじめとする、先進的なサービスを提供してまいります。
名称:株式会社DGコマース(DG Commerce Inc.)
本社所在地:東京都渋谷区
事業内容:ECサイト構築とシステム運用サポートを軸としたソリューション開発、提供
資本金:1,000万円
株主:株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(60%)、株式会社システムインテグレータ(40%)
設立年月:2023年12月
新会社「DGコマース」は、当社を分割会社とし、「DGコマース」を承継会社とする新設分割(簡易分割)で設立し、E-Commerce事業を承継させます。
新会社の株式の60.0%をDGFT社に譲渡し、当社と共同出資のもと運営してまいります。
パッケージ・ソフトウェアおよびクラウドサービス(SaaS)の企画開発・販売、コンサルティング(ECソフト、ERP、開発支援ツール、プロジェクト管理ツール、プログラミングスキル判定サービスなど)のサービスを提供。AIを使った製品・サービスの企画開発および販売、AI関連のソリューションの提供・支援およびコンサルティングなどのシステム開発現場の課題を解決するさまざまなソフトウェアの提供を通じ、ITによる効率的な社会の実現を目指しています。
デジタルガレージは、「持続可能な社会に向けた“新しいコンテクスト”をデザインし、テクノロジーで社会実装する」をパーパスに、社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、多様な総合決済プラットフォームを提供する決済事業、デジタル・リアル領域においてワンストップでソリューションを提供するマーケティング事業、国内外の有望なスタートアップやテクノロジーへリーチするスタートアップ投資・育成事業などを展開しています。