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2023年10月11日

システムインテグレータ、AI外観検査システムを低コスト・短期間で導入できるRUTILEA社の「ImagePro」の販売を開始～設定導入作業工数は通常AIシステム導入時の95%削減（※1）～

株式会社システムインテグレータ（本社：さいたま市中央区、代表取締役社長 CEO：引屋敷智、東証スタンダード：証券コード3826、以下「当社」）は、株式会社RUTILEA（本社：京都市中京区、代表取締役社長：矢野貴文、以下「RUTILEA社」）のAI外観検査ソリューション「ImagePro」を2023年10月1日から販売を開始しました。

ImageProについて

ImageProはRUTILEA社が提供する、ノーコード（プログラミング不要）でお客様の環境や条件に合ったAI外観検査レシピの構築が可能なソフトウェアです。

マウス操作のみでAI外観検査の仕組みを画像処理レシピから現場向けの検査画面まで作成することができます。

製造業では、製品品質を担保するため不良品の検査が欠かせません。しかし、検査の多くは熟練作業員による目視検査に依存しており、検査員によって検査精度にばらつきが生じてしまいます。

こうした課題を解決するため、当社では以前よりAI外観検査ソリューション「AISIA-AD」（アイシア・エーディ）を提供してきました。AISIA-ADはお客様の検査対象物や運用環境条件に合わせて個別に細かくAIをチューニングし、撮像や搬送の設備も含めてソリューション提供している一方、個別の調査や分析を行うため検証結果が出るまでに通常2～3ヶ月程度を要してしまいます。お客様の中にはAIによる外観検査の可能性を条件付きでも早めに理解して、導入検討を本格的に進めたいという方々がたくさんいます。そのようなケースでは汎化されたAIモデルを簡単な操作で設定導入できるImageProが有効なツールとして、短期検証を経てシステム導入が行えるようになります。

これまでAISIA-ADの導入で培ったAI外観検査のノウハウとImageProを組み合わせることで、より多くの製造業のお客様にAI活用の有効性を理解いただき、外観検査作業の生産性向上に寄与して参ります。

ImageProの機能と強み

外観検査レシピ構築をノーコードで実現

ImageProはマウス操作のみで検査対象となる画像にある異常箇所を色やキズ、凹みなどの異常パターンごとにユーザーが直感的にパラメーターを設定していきます。従来はAIの専門知識を持つ専門のエンジニアが行っていたプログラミング作業を、検査対象物や環境のことを一番わかっているユーザー自身で行えるのが最大の特徴です。

ImageProはAIとルールベースアルゴリズムの複数手法を掛け合わせて運用できます。異常パターンによっては1種類のAI機能だけでは精度が上がらず複数の手法で徐々に精度を上げていくこともできます。

9種類のAI手法と150種類のルールベース機能

ImageProには、異常検知や教師あり・なしセグメンテーションを利用した外観検査AI機能、物体検出や画像分類など、9種類の代表的なAI手法が標準実装されていますとともに、高速テンプレートマッチングや形状探索、物体追跡などの位置合わせツールや色の計測、画像のゆがみ補正機能など150種類のルールベース機能も用意されています。複雑な異常パターンでは、AI同士やAIとルールベースなど複数の手法や機能を組み合わせることにより高精度な検証結果を実現します。

imagepro_tools_ai